スウェーデンの世界的な児童文学作家であるアストリッド リンドグレンは、数多くの名作児童文学を残しています。代表作である「長くつ下のピッピ」は単なる児童文学の域を超えてスウェーデン人がスウェーデン人であることを在らしめている国民的な文学作品であるとも言われています。スウェーデンはデザインの国という側面の他にも、国民の幸福度が高く、生活文化が熟成された美しい国であり、その生き方は多くの人々の手本でもあり憧れでもあります。このような国で暮らすスウェーデン人の人格形成の秘密が知りたいと想い、スウェーデン人の友人にこう尋ねたことがありました。「スウェーデン人の人格を作っているのは何でしょうか?」。彼は即答で「スウェーデン人のパーソナリティーは、長くつ下のピッピでできているんだよ。」と話してくれました。アストリッド リンドグレンの描くピッピは、世界一強い女の子で、常識にとらわれない自由奔放の子供の世界が描かれています。そして友人は続けて言いました。「ピッピのようになりたいと皆思っているんだよ。」と。今でも私には、その本意ははっきりとはわかりません。そこで、子供という企画でスウェーデンを切り取ることで、スウェーデンの魅力の本質がわかるかもしれない。そしてみなさんへお伝えできるかもしれないと考えました。それがこの企画を思い立ったきっかけでありました。「barn barn barn こどものきかく」は約一ヶ月に渡り、子供を切り口に色々な催しが行われます。スウェーデンの絵本から飛び出してきたような可愛らしい子供服やノスタルジックなおもちゃが販売され、企画に合わせてつくっていただくお菓子が並び、それから個性豊かな童心に帰れるようなワークショップが開催されます。子供の企画ではありますが、お子さんだけではなく、親御さんだけでもなく、おじいちゃん、おばあちゃんだけではなく、誰もが昔は子供であったことを思い出すようなそんな企画になればと思っております。好奇心に溢れ毎日がワクワクで溢れていた幼少時期があったはず。そんなことを考えておりましたら、スウェーデン人の友人が話してくれた誰もがピッピになりたがっているということが少し理解できたような気がしてきました。子供のような好奇心を忘れない大人が暮らす幸せな国がスウェーデンという国の根幹なのかもしれません。皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。